人間 この未知なるもの (知的生きかた文庫)



人間 この未知なるもの (知的生きかた文庫)
人間 この未知なるもの (知的生きかた文庫)

商品カテゴリ:人生論,生き方,生きがい,生涯学習
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生命の不思議さと興味。 人生を変えてくれた、思い出の一冊。

この本のことを紹介してくれたのは、歯科医をされている友人の父親だった。当時文系の大学3年だった私。なぜか医学のこと、生命のことに非常に興味を持っていたので、その本をさっそく手に入れた。

その頃はまだ再受験して医者を目指すなどまったく思ってもみない時期だった。しかし、その本を読んでびっくり。

なんと読めば読むほど、このノーベル生理学・医学賞受賞の著者が近代科学を越えた生命の不思議について語っている。簡単にいえば、生命は私たちが思っているような機械的なものではなく、そこに奇跡や超能力と名付けられているものがあると伝えているのだった。

私たちは近代科学という柵をつくって、その中で実験や観察を繰り返してきた。しかし彼は、科学の本来の立場に返って、先入観やタブーを持たずに起こっている現象を観察していた。そしてその上で、未だ解明されていない生命や人生の不思議の可能性について指摘、考察するのだった。

特に彼が若かりし頃、ルルドで起こった奇跡を目の当たりにしたエピソードは、当時の自分にとって衝撃的だった。人間の不思議さ、科学、医学への深い関心を呼び覚まさずにはいられない内容として受け取ったものだった。

その後、紆余曲折を経て、医師としての再スタートを志すことになるのだが、その最初のきっかけになった本だったと言える。

生命、科学、人間の不思議さに興味のある方へ、静かにお勧めしたい本。

んん、まあ。。

前半は人間のライフスタイルや科学技術の発展によって生まれた問題をどうしなければならないのか、とか説いてる。

、、正直、内容はピンとこない展開が多く、渡部昇一による訳自体も機械的な印象で、前書きに書いてあった、解剖学者の先生にも助けてもらうかという案を受け入れたほうがよかったと僕は思った。専門書じゃないから別にいいだろうと思ったと書いてあるが、科学的理解が乏しいくすっきりしない文章も多かった。

内容としては、そんなに衝撃というほどでもないけど、1900年代当時の時代背景を考えればよい指摘だったのかもしれないな。カレルの指摘は現在は大抵改善されているはず。訳し方もあってか、いまいちピンとこないところも多かった。

他のレビュにもあるけど、内容的に古い知識体系を前提としているので?主張もなんだか古く、威圧的だなと思った。概して断定的であり、ほんとにそうか?と思うところも多々ある。

科学としてはピンとこないところも多いので、科学書として期待するのは違うみたいだ。

まあ嫌いではないですよ。読んでみる価値はあると思う。

人間を理解するためには部分ではなく全体を捉える

医学は細分化され全体像がみえなくなってきている。近年はとくに臓器のなかでもさらに専門化が進んでいるようだ(たとえば単に内科ではなく、心臓、腸、胃、腎臓など各臓器ごとの専門家がいる)。未知の事柄を解明し人類のあたらしい知識の獲得に貢献する、つまりアカデミックな業績を上げるにはそうしたアプローチは正しい。しかし、実際に患者を診察し、治療する立場の人間は患者の病状全体を理解し、なおかつ生活、家庭環境、生活習慣など総合的に理解しないと本当の病気の治癒はできない。(病気の真の原因は孤独ということもありうる)。本書はノーベル賞受賞者でもある医学者カレルが細分化して得た人間の体の知識を再構築して、全体像を描きなおしている。できるだけ正確に記述しようとするカレルの文章には緻密な人間の体の構造に対する畏敬の念が感じられる。医者や看護士など医療に携わる人にはぜひ読んでほしい1冊だ。(なお、カレルが生きていた時代は現在から100年近く前であることを考慮して、現代とは医学知識も時代背景も若干異なる、ということを前提にお読みください)
近年あらためて注目を浴びている話題をすでに指摘

医学者であるアレキシス・カレルが1900年代前半に書いたエッセイ集。「人の精神と肉体は不可分」という一貫したメッセージのもと、カレル自身の研究成果、意見、持論、理想論が展開されている。

当時の時代背景やカレル自身が東洋の思想を知らないことなどが影響し、この本には現代の視点から読むとクエスチョンな部分も多い。例えば、優生学的な思想が見えるところには嫌悪感を覚える。

そうしたマイナス面はさておいて、興味深い内容が盛り込まれていることに着目したい。人間を知るためには、個々の分析だけでなく再統合の必要性があること。祈りにより大病が治るケースが象徴するように、精神と肉体は密接にかかわっていること。人間が持つ可能性を呼び覚ますためには、断食など一時的に“努力”を要する機会を設けること、などだ。

これらのポイントを眺めてみると、ここ数年改めて注目を浴びているトピックばかりということがわかる。カレルは次の世紀に注目されるであろう医学/健康パラダイムに、いち早く目をつけていた。
ちょっと危険な本というのが実感

子供の頃、祖母が「年をとると一日があっという間だ」とよく口にしていたのを覚えている。
今、私も口には出さないまでも、しばしば祖母の口癖を実感する今日この頃。
この書の中で、「子供時代の一日は非常に遅く思われるが、成人期の一日は驚くほど早く過ぎていく」という箇所がある。
洋の東西を問わず、しかも時代を越えて、一般的な現象なのだと認識させられた。

人間に対する洞察と言う点では賛同するものであるが、人間を歴史的な観点から見た考え方には賛同しかねる部分が多々ある。
「代々貧農の家庭の子は、高い潜在能力を持つことが希である。」
「農奴と主人は元来そのように生まれついている。」
など、エリート優越主義とういうか、優生保護主義というのか、背筋の冷たくなる思いで読んだ部分もある。
この作品が発表されたのが1935年だそうで、瞬く間に各国語に翻訳されたベストセラーであったことを考えるに、直接ヒトラーに影響は与えなかったかもしれないが、ナチスドイツには影響を与えたのではないだろうか。



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